李朝前期~中期 伝世白磁茶碗 柔らか手・卵手 堅手 枇杷色 金沙里窯・分院窯・金海・井戸 ディスカウント 燻し銀・金直し 朝顔形・竹節高台

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商品情報

李朝(朝鮮王朝)時代の前期~中期の茶碗です。 分類では白磁茶碗になりますが、やや枇杷色に寄った柔らかい色合いが特徴です。 この手のものを数寄者は「やわらか手」とか「たまご手」と呼びならわします。 柔らかい色合いですが、爪で弾くとカンカンと硬質な音が響きますので、よく焼成されていることがわかります。 金沙里窯の作品のような落ち着く色合いで、茶映りも抜群。 サイズも約13㎝と、万人にベストなサイズ。 腰が張って茶が立てやすく、口辺が開く朝顔型の器形です。 購入時には「伝世品」と聞いており、納得の茶渋と時代の汚れがありましたが、この雅味あふれる色合いを損ねていましたので、高台の周りと内側のべっとりと付着していた茶渋を落としました。 ややきれいにしすぎた感もありますが、柔らかな淡い色合いが映えるので、これで良かったと考えています。 口辺には伝世を証明するように、直した時代の異なる、銀直しと金直しが複数あります。 それぞれの色は一部で擦れて下地の漆がのぞいていますので、直した後も長く使われたことがわかると思います。(画像8枚目~9枚目) 時代のニュウもあります。 画像7枚目のとおり見込みの目跡は、茶筅で擦れて随分と滑らかになっています。
画像9枚目の右側では、口辺に「火間」(釉薬のかけ外し)があることがわかります。 画像5枚目~6枚目のとおり、裏側、特に高台の造りが見事です。 一気に削って竹節高台に仕上げており、高台の際の腰のあたりも、ぐるっとヘラをひと回ししています。 当方は、李朝陶磁から収集の道に入りましたので、今でも李朝陶磁はコレクションの中核をなしています。 この品は、手持ちの李朝陶磁の中でも佳品と言えるものです。 コレクションの整理中ですので、傷多しと言えども魅力をわかっていただける方のところへ収まるよう、願います。 画像10枚目のとおり、箱と仕覆が付属します。 (箱の蓋裏の桟は外れています。) 李朝(朝鮮王朝)時代 前期~中期。 口径 13.6㎝。 高さ 6㎝。 高台径 4.5㎝。 重さ 260g。 箱の大きさ 15.5㎝×15.5㎝×10㎝。

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