リュージュ社のダンシングオルゴールは、男女のカップルのものや、バレリーナ単体のものなどありますが、ダンスの仕組みとして、歯車の回転を利用して、上下にホップしながら、クルッと回りつつダンスするタイプのものが多いのですが、こちらは、歯車の動きを利用して、ダンスフロアを縦横に動き回るタイプです。単に円を描くのではなく、四葉のクローバーのような複雑な形に動きます。人形を動かすための円盤が二重になっているから可能な動きで、時計の精密な歯車を製造するスイスならではのからくりだなあ、と感心します。同じ人形で、3組同時に踊るものはよくありますが、動きが異なっています。 　reuge music box 22 otes dacig couple ball room で 有名動画サイトに動画があります。 　私は、ダンシングオルゴールが好きでいくつか所有してきましたが、こちらの人形の動きをみた時は衝撃を受けました。しかし、そのときには、既に売約済で、それから同じものをいろいろな手を使って探し続けたのですが、見つけることができませんでした。探し続けて、18年目にして、アメリカの方から購入することができました。その方も、自分以外の所有者を見たことがない、と話していました。それから5年後に同じものを見つけて、それも購入しました。この度、ミニマリストを目指して、そのうちの一つを手放すことにしました。 　思い入れが強く、高い値段で申し訳ないのですが、高いのに、以下のような色々な難点がございますので、ご理解いただける方のご購入をお待ちしております。　 　もともと内部にしかれていたビロードの汚れや破れがひどく（写真9)出品者が素人レベルの手作業で、新しい布に貼り替えています。その際にボンドのシミが出てしまいました（写真5）ミラーの縁取りも剥がれてブラブラになっていたので、新しいものに貼り直しています。ダンスフロアの縁取りの唐草の装飾が、所々欠けて取れています。ストッパー近くの金属に錆びあり。また、コーナーの金具が一部取れています。（写真10） 　曲は、美しく青きドナウともう一曲、知らないワルツが入っています。18弁より長く、複雑なアレンジです。